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本稿は、音声認識ソフト「ドラゴンスピーチ」(=ドラゴンくん)を使用されている方、特に英語用ユーザーで使用されている方にとっては有用な内容かと思います。
それ以外の方は、最後の「今日の気づき」だけチラ見して、スルー願います(笑)
今朝、ドラゴンくんの調子がおかしかったので、作業を中断して、ちょっと調べてみました。すると、先週金曜日のアプリ強制終了から、.draファイル(=ドラちゃん)が生成されなくなっていることに気づきました。
Windowsの「システムの復元」を使ってみたけど、先週金曜日付近の復元ポイントに戻すことができない。
そこで、ドラゴンくんをリフレッシュしてあげました。再インストールではなく、修復。
- コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」を開く
- 「Dragon NaturallySpeaking 2005 7.0」をクリック選択
- 「変更と削除」ボタンをクリック
- 「修復」を選択
- 「OK」
インストールCDを入れるように指示があるので、あらかじめ用意しておきましょう。
これでドラちゃん生成の問題は解決!
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ところで、このドラちゃんの役割って何でしょうか?
.draファイルの役割
一言でいえば、スピーチデータを保存すること。
「スピーチデータ」とは、音声入力中に録音された音声データのこと。ドラちゃんに保存さられたスピーチデータを利用して可能になるのは:
- 音声による修正作業(パートナー版はドラゴンエディタのみ)
- 自分の声を再生確認(パートナー版は不可)(MSOfficeは、2003まで)
作業中のスピーチデータは、どのバージョンでも一時保存(キャッシュ)されますが、終了後も保存しておけるのは【プロフェッショナル版】のみです。
- 「ツール」-「オプション」
- 「起動/終了」タブ
- 「終了」-「スピーチデータの保存は、文書の保存時に[実行しない|確認する|常に実行]」で、「確認する」か「常に実行」を選択
- 「OK」
こうすることで、たとえばMSWord文書「ABC.doc」を新規作成して、ドラゴンくんで音声入力+音声認識すると、保存時に「ABC.dra」という名前のドラちゃんが同じ場所に作成されます。その後、「ABC.doc」を開いて保存するたびに、「ABC.dra」も上書き更新されます。「ABC.doc」の編集が終わって、もう音声入力することがなくなれば、「ABC.dra」をごみ箱にポイッ!
各バージョンの機能比較はコチラで確認できます。
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この便利なドラちゃん、たまに暴走するので、ご注意を!
英語用ユーザー使用時の注意点
英訳の仕事には、アメリカ英語用のユーザー(ユーザーガイド186ページ)を使っています。イチから英文を入力していくときは、ほとんど問題はありません。しかし、日本語の翻訳原稿データ(MSWordファイル)に、英文を上書きしていく場合は、以下を守ってください。
前から順に英文を上書きしていく
たとえば、英文が13ページ続いて、和文9ページ分とばしたところ(24ページ目)にカーソルを置いて、そこから英文を入力しはじめたとします。すると。。。
PCがフリーズします!
実際は、アメリカ英語のドラゴンくん、せっせと働いてくれているのでしょう。先頭からの位置をつきとめようとしているらしいのですが、英語脳で日本語パートを通りぬけるのは、カタツムリが鳥取砂丘を横断するかのごとし! 暴走どころか、ノロノロ~!
CPU性能など、PC環境にもよるのでしょうが、何十ページものドキュメントに2つの言語が混在している場合、かつドラちゃんを利用している場合、フリーズする可能性が高くなります。
フリーズしたと思ったら、あわてずに、「Ctrl」+「Alt」+「Del」でタスクマネージャを呼び出して、ドラゴンくんを「タスクの終了」にしましょう。
いつもはこれで危機を脱していたのですが、先週の金曜日は、このフリーズ回避時に、アプリケーションが不安定になってしまったというわけです。
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今日の気づき
[tegaki]英語のドラゴンくんとドラちゃんは、[/tegaki] [tegaki]日本語にであうと、カタツムリに変身![/tegaki]